10/12
前へ
/316ページ
次へ
 それから数日後朝学校へ行くと、また様子がおかしかった。美月を見て生徒達がコソコソと話をしていた。  まだ二股の話してるのかなぁ?いつまで続くんだろう……。人の噂も何日とか言うんだっけ?  ガラッと教室のドアを開けると、中にいた生徒達が一斉に美月の方を見た。それに一瞬ドキッとする美月。  そんなにみんなして見なくてもいいのに。本多くんもこんな感じなのかな。 「美月ちゃん。こっち」  かすみに呼ばれ見ると、悠希の席に悠希と晴と一緒にいた。もう来てたんだと思いながら、美月も悠希の席へと向かう。 「おはよう、本多くん」 「…………」 「?」 「これ」  悠希に見せられた携帯の画面には、美月がおじさんとホテルへ入ろうとしている写真がうつっていた。 「!?何ですか!?これ!?」 「……たぶん合成写真」 「合成写真?」
/316ページ

最初のコメントを投稿しよう!

75人が本棚に入れています
本棚に追加