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「ねぇ、悠希。まさかだけど……」 「……そのまさかだろうな」  悠希はその日学校が終わると、すぐに怜奈の元へ向かった。  「わあ、嬉しいな。悠希が会いに来てくれるなんて。嬉しすぎる」 「…………」  怜奈の手に携帯があるのを確認すると、隙を見てそれを奪う。しかしロックがかかっていて、開けない。 「……私の携帯に何の用事ー??」 「俺の彼女に手出すな」 「何のこと?」 「……これ以上は許さないからな」  そう言って帰って行く悠希に、怜奈は笑う。 「格好良いなぁ。早く私の物になってよね」
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