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そしてあっという間に、球技大会の当日を迎えた。美月はかすみに誘われ、悠希達の応援に向かった。
「頑張ってね、二人とも」
「頑張るから見ててよ」
そう言ってガッツポーズを決める晴。何も言わない美月に、悠希は聞く。
「なんかないの?」
「が、頑張って下さい……」
「任せろ」
そう言うと、悠希は大きく伸びをした。二人はサッカーを選んでいて、グランドでは悠希を応援したい女子生徒達が場所を取って待っていた。
「きゃー!!悠希くん!!」
「まじイケメンなんだけど!!」
2-A対2-Bの試合が始まった。ボールを渡された晴が一人、二人と敵を抜かしていく。が、一瞬の隙を突かれてボールを取られてしまった。
「あー晴取られちゃった」
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