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「そういうわけだから、今日は二人で遊んでね」
かすみはそう悠希と晴に言うと、美月に行こうと声をかける。
「また明日」
「お二人ともまた明日です」
帰りの挨拶をすると、美月はかすみの後に着いて行った。門を出た所でかすみはうーんと左右を見渡した。
「今日はどこに行こうかな？記念すべき水原さんと初めての遊びだし……あ、甘い物は好き？」
「好きです」
「じゃあ駅前のカフェに行こうか」
二人が向かったのは、駅前にある小さなカフェだ。入り口の外には黒板に手書きで本日のオススメが書かれている。中へ入るとほとんどが女の客で、とても賑わっていた。
「ここパンケーキがふわふわで美味しいんだよ。あとね、3Dのラテアートがあるの」
「3Dのラテアート？」
店員に誘導されるまま席へと座ると、二人はメニューを開く。
「これ。このパンケーキがオススメなの」
「美味しそうですね」
二人はパンケーキと3Dのラテアートをしてくれるカフェラテを頼んだ。
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