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「わあ、可愛い」
昨日は本多くんの誕生日プレゼントを探すのに、いっぱいいっぱいでちゃんと見てなかったけど、可愛い小物がたくさんある。
「こういうの好きなんだ?」
「はい。これもこれもすごく可愛いです」
そう言ってはしゃぐ美月を見て、悠希は笑う。
「学校と別人」
「そ、そんなことないですよ。いつもと同じかと……」
そんなに笑うほどかな?なんだか恥ずかしいなぁ。
それからも可愛い食器や文房具を見ては、美月は目を輝かせていた。そんな美月を悠希はどこか楽しそうに見ていた。
「もう一時になるな。どこかで昼飯食べよう」
「そう言われてみれば、お腹空きましたね」
「あそこのカフェでもいい?」
「はい」
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