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「……とても続きが気になる物語なんです」
あ、なんかすごく熱く語ってしまった。本多くん引いてるんじゃ……？
「へぇ、面白そう。水原さんの話聞いてたら読んでみたくなった」
「……オススメですよ」
「帰るなら、送るよ」
「まだ明るいですけど」
「いいから行くよ」
二人で歩いていると、すれ違う生徒達は小さな声で噂話の続きをコソコソと話した。
「すみません。聞かれたら誤解を解くようにしてはいるんですけど、なかなか噂は消えないみたいで」
「別に良いよ」
「でも……」
私と付き合っていると思われていたら、本多くんのことが好きな子は困るんでは？でも今日告白されていたから、みんなそんなに関係ないのかもしれない。相手が私だから？
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