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LV-00 チュートリアル 3分でわかる召ダン! LV-1〜LV-34
異世界ならぬ異国に搭乗チケット一枚で召喚された日本の中小企業サラリーマン。
永遠の若手の俺。
ここで知り合った日本食レストランの接客適当美人部長の初音さんと深圳に遊びに行ったのが全ての始まり。
街中に入るのに必要な身分証を持っていない初音さんは得意の日本語を駆使し日本人になり切るも、寸でのところで公安に看破される。
咄嗟に初音さんがとった行動は逃走だ。
俺達は近くの電脳城へと身を隠し、公安の手から辛くも逃れることが出来たが、帰りのルートがままならない。
そんな俺の心配をよそに初音さんは帰り際、何処から連れてきたか知らないが、見かけは普通のおじさん、運び屋ジョーを伴ってきた。
運び屋ジョーに深圳の街境まで運ばれた俺たちがやって来た場所、そこは二重のフェンスで囲われた地雷原だった。
この地雷原を突破する為に初音さんは自分の隠された“力”を使い地雷原の突破をする。力は強烈な閃光を放ち極超高温の光球を生じると付近の地雷を瞬間で消滅させた。曰く、雷撃と言うらしい。
しかし、その時、俺は地雷原を安全に渡り切る為の“契約”を初音さんとしたのだ。
今にして思えばその契約は必要だったのか、甚だ疑いたくなるのだが……
俺は初音さんと契約した事で初音さんと一生添い遂げなくてはならなくなったらしい事を冬休みに一族代表で会いに来た妹、大学生の梨花ちゃんから聞かされた。
そんな、大切な話し説明されていないが、おれも嫌いな方じゃない。
気付けば、その下の妹、侍にあこがれる女神族随一の賢い子、女子校生、胡桃ちゃんが合流し、上下妹達を俺のホテルの部屋に冬休みの間、置いてあげることになった。
この上下妹、年越しに俺を伴い広州に遊びに出かけたのだが、何やら以前に広州軍区の特殊部隊とひと悶着起こしていたらしい。広州に着くなり、梨花ちゃんが遠距離狙撃の的となり、因縁の深さを垣間見るも、構わず遊び続けた二人だが、クレープの割引券と一緒に渡された果たし状を見て激昂、夜に指定された場所に出向かい特殊部隊を殲滅。その直後、一族の力である炎撃を喰らう事になる。
ここまでくると、もう上下妹を止めることは出来ず、安全装置のついていない暴走姉妹は初音さんが深圳でぶっ放した7倍の威力を持つ雷撃を放ち、広州のビルが立ち並ぶ開発区500m×500mの1ブロックを一瞬で昇華させちまった。
しかし、その果たし状に書かれていたのは、俺の命を狙う内容だったことが判明。その事で姉妹はキレてそいつらと戦っていたのをその後知った。
俺の為に戦ってくれた妹達ありがとう。
まあ、その場は謎の爺ちゃんが出てきて何とかなったのだが……
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