助けなきゃ

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助けなきゃ

ある日、周りにいた雲たちが騒がしかった。 「おい、大変だ。天気の神様の前で雲たちがデモを起こしてるぞ」 「最近雨を降らせろと言われる日が多すぎるものね。雲たちの労働時間も考えて欲しいわ」 「私たちもデモに参加しにいきましょ」 そう言って雲たちはみんなで合体して 1つの大きな雲になった。 そして天気の神様がいる上空へと登っていった。 リリーは天気の神様が言ってくれた、 「また動きたくなったら動いたらいい。」という言葉がよぎった。 どうしよう...。 天気の神様を助けたいよ...。 でも怖い...。 ここにいたい...。 リリーは空を見上げた。 すると雲たちは、さらに集まっては合体していって、見たことがないくらいの大きな雲になっていた。
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