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大吉
「9代目で高校受験のメンバーっつったら……謙信か」
紫朗
「そうそう♪謙信♪」
大吉
「アイツ頭良いもんな♪」
藍瑠
「今の青葉連合って『頭脳派』なんだっけ? 」
大吉
「そー言われてるみてぇだな♪」
芹奈
「あ〜ぁ♪青葉連合の話しになったら長くなるなーコレ♪」
咲良
「芹奈お義姉ちゃん、洗い物私やっておくから、笑瑠と海瑠のことお風呂入れてきたら? 」
芹奈
「マジ? スゴイ助かる♪じゃあ行ってくるかな♪」
咲良
「うん♪」
芹奈
「笑瑠、海瑠、風呂入るよー♪」
笑瑠
「はーい♪」
海瑠
「あい♪」
梓豪
「ママ、ボクも洗い物手伝う♪」
咲良
「ありがと梓豪♪」
藍瑠
「つーか。紫朗はそのケンシンと友達なん? 」
紫朗
「ゃ、友達っつーか悪友……? つかアイツ亜朗にやけに心酔してんだよね」
藍瑠
「ぇ? 亜朗くんと面識あんの? 何で? 」
紫朗
「ぁ……そこ聞くの忘れてた。何でだろ? 」
藍瑠
「親父。知ってる? 」
大吉
「ぁ〜……うん。わりぃ、言わなくてもいいかと思って言ってなかったけど、実は─────────」
颯懍
「11年前の事件の犯人の親と亜朗がエンカウントしそうになって、亜朗を守る為に毅が青葉連合出動させた」
大吉・藍瑠・紫朗
「「「颯懍(くん)っ!?!?? 」」」
颯懍
「お〜♪つぅかちょっと待っててな? 先に咲良と梓豪の顔見てくっから」
颯懍
「咲〜良♪梓豪♪」
梓豪
「パパ!? 」
咲良
「颯懍くん!? 」
颯懍
「ただいま♪」
梓豪
「おかえり───ってゆーかパパ出張は? 帰って来るの明日じゃなかった? 」
颯懍
「梓豪と咲良とお腹の中のチビちゃんと離れてんの寂しいからチョー頑張って仕事終わらせてきたんだよ〜ぉ♪」
梓豪
「ちょ、パパ……! ハグしたら泡ついちゃうよ!? 」
颯懍
「そんなの気にしな〜い♪」
梓豪
「も〜……♪」
咲良
「颯懍くんおかえりなさい♪ご飯は? 食べた? 」
颯懍
「晩飯は食べてないけど、昼飯遅かったからそんな腹減ってないんだよね。でもあそこのテーブルの上にあんの摘ませて貰うわ♪」
咲良
「分かった♪」
颯懍
「藍瑠、そこの取ってくれる? 」
藍瑠
「ぁ、うん。颯懍くんお酒は? 咲良おばちゃん車で来てるけど、飲む? 」
颯懍
「ぃや、帰りは俺が運転するからいいよ♪でもお茶あれば欲しいかな♪」
藍瑠
「分かった。持ってくる」
颯懍
「ありがとね藍瑠♪」
藍瑠
「いいよ♪」
大吉
「……お前……また勝ってに人ン家に入ってきやがって……」
颯懍
「あのねぇ大吉。毎回ソレ言うけどよ、俺に自分ン家の鍵預けてる時点でこうなんのは分かってんだろ? って」
大吉
「ぃやだから緊急ン時用に渡してあんだわ、って。勝手に入っていいって訳じゃねんだわ」
颯懍
「ヤダーお義兄ちゃん冷た〜い♪」
大吉
「マジでキメェなテメェ」
紫朗
「はいはい。イチャつくのやめて」
大吉・颯懍
「「『イチャ』……!? 」」
紫朗
「元飛龍のメンバーは距離近い。マジで家族。ぃや家族以上? とにかく、いくら口喧嘩みたいのしててもこっちからしたらただイチャついてるよーにしか見えないんだわ。なぁ藍瑠」
藍瑠
「そーだな。どー見ても親父と颯懍くんは仲良し。昔からなんだろーけど距離も近いし、『イチャイチャ』ってピッタリじゃん? 」
大吉・颯懍
「「………………」」
藍瑠
「はい、颯懍くんお茶」
颯懍
「アリガトウゴザイマス……」
大吉
「……藍瑠の言葉は否定したくねぇけど内容が……っ! クソッ……! 」
紫朗
「はいはい。颯懍くんは遠い目ぇすんのやめて。大吉くんもテーブル掴んでギリギリすんのやめて。テーブル若干ギシギシいってるから。割れるから」
藍瑠
「つか、颯懍くんの言ってたのマジなの? 亜朗くんの事件の犯人の親が、ってヤツ……」
大吉
「あぁ、それな。まぁ簡単に説明すると─────────」
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