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〜予期せぬ出来事〜
まさか、人生初のキスが男なんて、、
頭の片隅でそう思いながらも、キスってこんなにも気持ちが良いのかと、その唇を離せないでいた
好きでもなく、初めて会ったばかりの男、、
僕は一体、、何やってるんだろう??
暫くして離れた唇。
無言のまま手を引かれ、人目のつかない路地裏に連れて行かれ、再び重なる唇
「んっ、///」
「ジェジュン、やっぱ可愛いな、、ここ、反応してる///」
「ぇ、、や//やだ//やめて、、//」
自分の想いに反して、素直に反応する身体に僕は違和感を覚えた
こんなキスだけで、勃つなんて//しかも男相手に、、//
恥ずかしくて穴があったら入りたいくらいなのに、、
僕はどうかしてるみたいだ。抵抗する事なく脱がされた挙句
欲望に勝てず、この男の手の中で呆気なく弾けたのだから、、
「やっぱお前、可愛いわ//」
「、、、///」
僕はハッとして、すぐにズボンを上げると、逃げ帰った
「はぁ、、はぁ、、」
一体今のは、、
夢だよね、、?夢なんだよね??きっとそう。待ちぼうけしちゃったから、起きてるのに夢を見ちゃったんだ、、!!疲れてるから、こんな変な夢見るんだ、、!!早く寝なきゃ、、!!
寮に帰った僕はそのままベットで眠りについた
「ん、、、//」
眩しい、、カーテン閉めずに寝ちゃったのかな、、//差し込む日差しに朝だと目を開けた
「あ、、//」
やっぱり、、昨日のあれは夢じゃなかったのかも、、//
顔を洗おうと洗面所に行った時だった。鏡に写る顔に違和感を覚えた
「く、、唇、、」
明らかにいつもとは違う腫れた唇に呆然とした
昨日は気が動転してたけど、一晩眠り冷静に考えると、あの出来事はやっぱり現実なんだと肩を落とした。
唇の腫れが収まるまで外出は控えなくちゃ//
ピンポーンー
2日程経って、音信不通だったカンインがやってきた
「は、はーい」
僕は慌てて入り口ドアに向かい開けた
「よぉ、ジェジュン!」
「カンイン、、!!」
「この前は悪かったな〜??彼女が急に会いたいっていうから、、」
「カンインいつから彼女いたの?僕、知らなかったんだけど??」
「あれ〜?言ってなかったっけ??島に引っ越す前から付き合ってたんだよ。まぁ、遠距離?ってやつ??」
そういや、、2年前カンインが島に越してきた時、同級生が出来たと喜んでたから、、確か、、そんなこと言ってたような、、、?
ずっと僕の学年は1人だったから、同級生が出来てものすごく嬉しかった。だからすっぽりと頭から抜け落ちてたんだね、、きっと。
「悪かったって!怒るなよ〜!ユノには会えたんだろ?」
「ぇ、、ユ、、!!」
「ジェジュン、きっと待ってるだろうから、従兄弟に頼んだんだよ〜!」
「、、そっか//」
「ん〜?どうした??」
「別に。僕、ちょっと用事思い出したから、、」
「え?出掛けんの??」
「ま、まぁね、、」
「ふぅ〜ん、、街案内しようか??」
「何回か来たことあるから大丈夫!」
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