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「ほら、帰るぞ?」
「ぇ、、?どこに??」
「どこって(笑)寮だろ?」
「ぁ、そっか//」
「何?俺がホテルにでも連れ込むとでも思ったのか?」
冗談めいた言葉をぶつけると、ジェジュンは言った俺が恥ずかしくなるくらい真っ赤になって俯いてた
「な//冗談だって!!」
「だって。。//」
あ、そうだった//俺、、、ホテルには連れ込んでないけど、前科持ちだった(汗)この前、反応があまりにも可愛くてつい此奴に悪戯しちゃったんだった、、💦
いけないいけない、、、話題を変えよう・・//
「まさか高校生にもなって迷子とはね(笑)」
「あ、今笑ったでしょ?!」
「笑ってない笑ってない(笑)」
「あ、ほらやっぱり笑ってる!!」
そう言って怒ったり、くるくる変わる表情に見てるこっちまで頬が緩んだ
「きゃ//」
「あ、危ない!!」
人にぶつかり、よろけて車道に落ちそうになるジェジュンの腰を抱いた
咄嗟のこととはいえ、顔が近い//
ほんと、綺麗な顔してるんだよな、、//男にしておくのほんと勿体ないよな、、なんて思わず心の中でつぶやく。
「ぁ、あの、、、//」
ジェジュンの声に、ハッとして手を離した
「ぁ//ごめん。。大丈夫か?」
「・・うん//」
「「・・・・・・・・」」
ドン!!
「痛っ//」
「ジェジュンさ、あんまり人込みの中歩くの慣れてないでしょ?」
「・・はい//田舎育ちなもので//」
「手!!」
「ぇ?」
「ほら、こうしておけば大丈夫だろ?」
俺は差し出された手を繋いだ
「・・うん//」
どうしてもほっておけなくて、つないだ手は暖かくて柔らかかった
「「・・・・・・・・」」
「ほら、ここまでくればもう大丈夫だろ?」
「あ、ありがとう//ユノ・・さん」
「ユノででいいって」
「でも・・//」
「ユノ。」
「ユノ//」
「あ、スマホ貸して?」
「ぇ、、?」
「ほら」
俺は、ジェジュンからスマホを受け取ると自分の番号を入力した
「また迷子になったら俺に電話して?迎えに行ってやるから」
「ぁ、ありがとう、、ゆ、、ユノ//」
「おう、じゃあな?」
結局、次の女どころじゃなくジェジュンを寮の前まで送ってきてしまった。でも、なんでだろう。。?心がポカポカと温かくなったのは、、
まるで自分がいい人になったみたい、、
そう、もともとは俺もこういう人間だったんだ、、あの悲しい出来事があるまでは・・・
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