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考え事
ゆく道に、花を見るようになった季節が来た。
それを境に、皆、動き出す。
眩しい朝日に照らされながら、バスへと乗りこんだ。
私はいつしか考え事をするようなお年頃になったようだ。いつも何かを浮かべて歩いてる。
あの無邪気な頃は、目の前の課題にしか目に行かなかったものの、今は、未来だ未来だ未来だと言われ、ぐるぐると渦を巻いている。
その中でも、今までずっと抱えてきた来たことがひとつある。
「死」「命」
だ。
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