第1章 男の誇り

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人々から向けられる尊敬や憧れの眼差しを感じつつ ジョーキンは毎日こう思う。 (俺にとってこの会社は誇り。 タイタニック号は夢の舞台。 この夢は絶対に覚めることはない。 何故なら絶対に沈まないから…………) 会社に対する忠誠心と 今の地位に対する絶対的安心を胸に ジョーキンは今日も明日も そしてこれから先も働き続ける。 「さぁ、お前ら! 今日も忙しいがよろしく頼んだぞ!!」 最高の仲間と最高の仕事を………… ジョーキンは楽しそうに鼻歌でも歌うように快活に働くのだった。
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