第9章  乱れゆく船内

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「お前たち」 エリーの父は家族全員に力無く微笑む。 そして‥‥‥‥‥ 「大丈夫。 後で必ずお父さんもボートに乗ってお前たちと合流するから‥‥‥‥‥」 先に3人は避難してくれ、 エリーの父はそう言い残し妻と子供たちを避難させ自分の避難を待った。 だがいくら待てども彼の乗れるボートはなく、 彼は生きて家族に会うことは出来なかった。
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