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恥ずかしいものは恥ずかしい。
「いいから、捕まっててくださいね」
優しさとかっこ良さが、夏樹くんからにじみでている。私はこの時、改めて夏樹くんが好きだと再確認ができた。
「夏樹くん......、ありがとう」
「紗知先輩の為なら、喜んで!」
カッコよかった雰囲気が一点して、いつもの夏樹くんに戻る。
夏樹くんは、どこまで行っても夏樹くんのままだ。私はそんな所が好きになったのだけれど、今はまだ、伝える勇気が無かった。
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