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前回の失敗の踏まえての再出発
ここは始まりの間、神様がのんびりと寝っ転がっています。
そこへ一人の男の人が現れました。
神様はその気配に気づき、くるりと向き直りました。
どうやら偉い人のようです。
「おおっ、創造神様!?何時からそこに居たのですじゃ!?」
「うむ、つい先ほどな。」
「…と、言うことは…何か儂に罰を…。」
「いや、君のやり方は間違っては居なかったぞ。」
この神様は、以前創造神がご乱心した時に遠い世界へと封じ込めた事に戦慄していますが、一方、創造神はにんまりとしている。
「そこでだ、その礼を含めて新たな世界を創造せんか?」
「新しい世界を…ですか?それはどのような世界でしょう?」
「二人の神様が世界を管理する世界だ。」
「…なにやら、不安定な世界ですね。その神様は新たに造るのですか?」
「いや、造らん。その神様は私と君だ。」
「はっ…?儂と創造神様ですか…?」
「そうだが…不服かな?」
「いえいえ!!そんな滅相もない!!喜んでお請けいたします!!」
その時神様はああ…やっぱり、創造神様は表側に出なくとも怒ってらっしゃると思いました。
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