第一話溶解

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第一話溶解

第一話。溶解 「うわああああああああああああああああ、、、いやだ、、、いやだあああ ぐす、、、、」 溶けていくのであるなんていうか、肉が溶けていくのである。 しかし、それでもなんていうか。髪がぐじゃぐじゃになる。 そして、眼がドロドロになる。 「い、、、、いやだああああああああ」 そういって、男はどろどろになり溶けていくのである もがく手が宙をつかむ、だけど、それでもなんていうか。 生が男の体から離れていく まるで赤い液体を入れたバケツをひっくり返したように、なる 「いやあああああああああ」 どこからかで悲鳴が出てくる 言ってはいけない言葉を口にした。 そうじゃないとこんなことになるわけがないのだ。 「うわあああああああああ」 そういう言葉なのである。 「ばかなやつ、、、、」 そしてそれはいつ自分にも降りかかってくるかわからないものだ いや、自分も似たような台詞を言えば確実に 「いやだ、、、、死ぬのはいやだ」 そうだ、膝が震える。 その男は、前を見るのである。 周りの部下達がこちらを緊張した瞳出見る 「おい、どうにかしろよ」 「いやだ、死にたくない、助けてくれーー」 「いやだーーーーー」 こうるさい、同犯者たちが悲鳴を上げる (こういうときあいつはどうするーーーー) そっと、実験棟を見る。 ドオン。実験棟が燃えている 「おい、どうしたーー」 受話器に怒鳴る 「そ、それが脱走しました」 「ひとりも逃がすないいか」 「しかし、もう、、、、出てます」 (やつか!!) そこへ、違う電話がくる 「伝令、伝令玄関の前に誰か射ます」 「あいつかーーー甘いな」 そういうと、ドアを開ける男 拡声器を使い、声を出す 「聞こえてるかーーお前とは前に決裂したここからが、俺とお前の 本当の戦いだ」 そして、それが二人の因縁の始まりであった
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