復讐する時がやって来ました……。

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復讐する時がやって来ました……。

今日は年になった始業式。 相変わらず、校門の桜は満開です。 体育館を見渡して 向こうでは満以外皆敵に なるんだよなぁと人事のように思った。 毎年の如く、体育祭・夏休みが終わり 運命の二学期が始まった。 此処は僕達の教室。 先生に呼ばれて頼成が入って来た。 「〇〇高校から転入して来た 頼成まきです。 よろしくお願いします」 教室では拍手が鳴り響いた。 頼成が転校して来て二ヶ月程たった ある日にあの運命の日が来た。 頼成に呼び出され小説でよくある 呼び出し→文句を言う→制服を自分で切り裂き→ 「キャー」と叫び→人が来るからのイジメという テンプレすぎるあれである。 たが、此処で同じ展開にしては 二年間の準備が無駄になってしまう そこで、今回はブレザーのポケットに ボイスレコーダー状態にした携帯を忍ばせてある。 二回目だからか心の中で笑ってしまった(笑) 更に、満に着いて来てもらい 物陰から写真を撮ってもらった。 ちょうど、頼成が笑ってる所を。 正面から見れば泣いてるように 見えるが満の位置からは あくどい笑みを浮かべた顔がバッチリだ。 言質も録れたし写真も撮れたから 明日の全校集会で流すと決めた。 バカなあいつが居なくなった後 僕は満にお礼を言った。 「満、ありがとう」 前回は一人で来てあぁなったからな。 今回は、満のお陰だ♪ 次の日、僕は全校集会で全て話した。 前回と違い、今回は物的証拠がある。 携帯のボイスレコーダーで 録った僕と頼成の会話と 満に撮ってもらった写真。 微妙な角度から撮られた あくどい笑みを浮かべだ顔の写真。 会話は満に頼んで放送室から 流すように頼み、写真はスクリーンに映るようにした。 こぉして、僕へのイジメを未然に防ぐことが出来た。 頼成はというと僕を 嵌めようとしたことで 学校は退学になった。
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