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 やあ、僕の名前はロック・スワロウ。  今から僕の身に何が起こったか話そうと思う。  まず、僕が住んでいるこの島は、ほとんどが山と森で、人がいるところは限られている。  ここにいる動物は、人が外から連れてきた犬と猫と、海を越えて飛んできた鳥くらいしかいない。昆虫は色々といる。  島の南側半分は、大きな入り江だ。  その入り江の周辺が平坦な土地になっていて、そこにわずかな人々が寄り添って、大抵は機嫌よく、時には喧嘩したり、なんとなく毎日を送っていた。  僕はこんな島で、毎日魚を獲って暮らしていた。  この島の夏に生まれてから、十六回の夏を過ごして、十七回目の夏が始まったところだった。  僕は十五歳で、もうすぐ誕生日を迎えようとしていた。
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