1人が本棚に入れています
本棚に追加
事の発端
「あれ、、俺なにしてたっけ、?」
ーーーーーーー
「んー、、いいネタ、どっかに転がってないかなぁ、、」
俺の名前は 村田智、ただいま青春真っ只中だが特になにもない田舎の学校に通う高校二年生だ
新聞部に所属している
部員数5名(二名幽霊部員)、人気があるとはとても言えない
そんな弱小部活を盛り上げるために何か面白いものを作りたいのだが、、
「ぶっちゃけ、いい案でねぇよ、、」
今は、蝉が五月蝿く鳴き始めた七月
どの部も夏休みの大会に向けてもう特訓中だ
「インタビューしようにも忙しそうだしなぁ、、」
パタパタと近くにあった下敷きをあおぎつつ、いっこうに埋まる気配のない白紙の下書きを見ている
ああ!!もう!運動部より汗かいてるわ!!なのにいい案ひっっっとつもでねぇんだけど!おかしくない!?
「ネタを探すなら足を使わないとな、、」
ここにいてもなにも浮かばないことにようやく気づいた俺は教室を出ようとする
「その必要はないぜ!!智!!」
颯爽とドアをあける、、その姿は汗ひとつ書いておらず、何だか少し腹が立った
「ふっ、、お困りかい?myfriend、、この俺が!!手助けしてもいいんだぜぇっ!!」
「地味に発音がいいのが腹立つからやめろ」
この少し頭の悪わるそう、、ていうかわるいヤツは遠藤 一郎、この一分も満たない登場時間でどれだけヤバイ奴かわかるだろう
実際俺はこいつに気に入られてしまったせいで友達が減った
「どうやら、、ネタがなくて困っているようだね」
「な、何でそれを」
「何故?ふっ愚問だなぁ、お前の考えてることなんて手に取るように分かるさっっ!?」
頬をつねる
「本当は?」
「ず、ズットキイテイマヒタッ、、」
「よろしい、てか入ってこいや!!」
「す、すまない、、なにやら考え事をしてるようで、様子を伺ったのさ、、」
「ん?もう一回やっとくか??」
「スミマセンデシタ」
~一旦落ち着こうか~
「んで、ネタは?」
「よくぞ聞いてくれたmyfriend、それは漆黒の聖水にー」
「簡潔に述べよ」
「メ○トス○ーラしよ」
「お、おう、、てかそれ少し前に流行ったろ、ブームすぎてねぇか?」
「えっそうなの?」
「それに、、結果はわかってんだし、部屋汚すだけだろ」
「そ、そっかぁ、、でもしたかったなぁ」
おい、急にどうしたんだ!そんなにしたかったか!!某動画サイトに動画あげてる人にとっては失礼かもしれんが、あれしても金の無駄遣いにしかならんやろ!!
「智としたかったなぁ、、(チラッチラッ)」
「・・・」
お、俺と?それならゲームとか、、いろいろあるだろ!!なんでこれなんだ!!
しかし、、なんだその目は!!うるうるさせんじゃねぇよ!!俺がいじめてるみたいだろ!!
「わ、わかったよ、、やりゃいいんだな?」
「そ、それじゃぁはじめよう!!」
最初のコメントを投稿しよう!