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真琴:まこちんさんは明日仕事はないんですか? 起きてて平気ですか?
まこちん:ああ、そうねえ、仕事はあるけれど。真琴は学校はないの?
真琴:ありますよ
まこちん:学校は楽しい?
一瞬、文字を打つ手が遅れた。
真琴:楽しいですよ
嘘だ、全然楽しくない。学校に行かなくて済むんなら行かないもんな。
まこちん:いいなあ、俺なんか中学生時代全然楽しくなかったからさあ
真琴:どうしてですか?
まこちん:まあ、その何つうか。イジメられてたまでは行かないけど空気扱いされてたんだよね、俺
まこちんさんの言葉にドキッとした。
真琴:辛くなかったんですか?
まこちん:辛いよ、親に心配かけたくないからさ相談もしなかったし
真琴:友達は?
まこちん:そういうの話せる人って周囲にはいなかったからさ、でもちょっと心の支えがあって、ああああああああ
ん? どうした?!
その後また静かになってしまったまこちんさん。
今度は僕から問いかけた。
真琴:まこちんさん、どうしました? 大丈夫です?
まこちん:あー、うん、大丈夫大丈夫。ビール零しただけ(笑)拭いてた!
真琴:気を付けて下さいね、キーボードにビールなんか零したら
まこちん:母ちゃんに怒られるよな
真琴:まこちんさんもですか、僕はこの間キーボードの隙間にポテチのカスを落としてしまって怒られました
まこちん:母ちゃんって怒るとどうしてあんなに怖いんだろうな
真琴:そうですよね、本当に鬼のようです
何となくお互いの怖いものが世界で一番母ちゃんだという共通項があるような気がしてきて親近感が湧く。
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