第一幕

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 人と話すのが、そんなに嬉しいか?  素朴な疑問が浮かび上がる。  それは、私の脳内で浮かぶだけでは飽き足らず、口から零れ出ようとした。  …いけない。気を許しては。  話しかけない、話しかけられても、無視。  零れ出ようとした疑問を止め、足早に教室へ向かう。  待って、同じ教室なんだから、一緒に行こうよ。  そんな声が聞こえたが、無視をした。
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