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誠の自己紹介にあけすけにはしゃぐ女性陣を見て、残された男二人はややつまらなそうな顔をしていたが、場を仕切り直すように、涼平が明るく声を掛ける。
「ええと、では忘れないように、もう一回女子の名前をおさらいしよう! まずは幹事でコスメ女子の春香ちゃん、次に物流女子の里奈ちゃん、最後がAI女子のレイラちゃんだよね! みんなよろしくね〜!」
「ちょ、物流女子って! なんか私だけ可愛くないというか、渋くないですか!?」
何でもかんでも“なんちゃら女子”でまとめようとする強引な涼平に、思わず里奈がツッコミを入れ、場が笑いに包まれた。
思い思いに用意した缶ビールやチューハイを画面越し掲げ、乾杯をしてからは、お酒の力も手伝って、すっかり打ち解けた雰囲気になった。
「てかさ、AI女子レイラちゃん、本当可愛いよね! 似てるアイドルいるよね、ほら、あの……」
涼平がレイラを見て、誰かを思い出しかけたようだ。
「IDOLISHの『ゆりりん』でしょ! 俺ゆりりんの大ファンなんだよね! あ、あとは、『月島あんず』もちょっと混ざってるかも? それに……そうだ、目は朝ドラに出てる『まゆゆん』!?」
今流行りのアイドルを思い浮かべた健斗が思わず答える。
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