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そして、後漢軍と黄巾軍は沱水を挟んで向かい合った。
沱水の南側には、後漢軍。
中央には張邈率いる二千部隊。左翼には楊密率いる二千部隊。右翼には伍稽率いる二千部隊。
対する沱水の北側には黄巾軍。
右翼に岳方二千方長、左翼に辺周二千方長が陣取り、それぞれ二千人を率いている。この二人は、先日、董卓軍への攻撃を評価され、格上げされたうちの二人だった。
後漢軍本陣にいる皇甫嵩が合図を出す。それを受け、本陣の兵が太鼓を鳴らし始めた。
その音に押されるように、後漢軍は小さく固まって動き始めた。
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