第五章 憧れる強さ、本当の強さ

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********* 先生からまずは行きたいとこを教えろと言われ、そもそも御朱印帳は持っているのかと聞かれて、持ってないことに気付いた私はネットで調べてみることにした。 ちゃんと京都で女子に人気の御朱印帳特集とかのサイトが色々あることに驚き、そこで気になったのは『大将軍八神社』というところの御朱印帳。 濃紺の地にホロスコープのような絵柄。和と洋が合わさったようなその柄は私を惹きつけた。やっぱりというか女子に人気というのに納得する。 なので先生にまずはそこに行きたいとメールすると、車で回るよりタクシーにするかと提案されたので、バスで、とお願いして、『大将軍八神社』に近いバス停、北野天満宮前で待ち合わせとなった。 もう少しで七月だが今年は梅雨明けがよくわからないほど曇り空が多く、今日はそんな中でも珍しく快晴で暑さも辛くない。 先生って晴れ男なのかな、とバス停で待ってると先生がバスから降りてきた。
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