もしヤキューブ氏が存在しなかったら

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もしヤキューブ氏が存在しなかったら 「野球選手名で歌ってみた」がテレビで取り上げられることもなければ、私が動画を出すことも、LINEスタンプの最多購入記録を作ることもなかった。 私が邦楽をプリキュアのキャラ名を歌の歌詞にはめ込んで、替え歌として歌い、動画を出していることは今更説明する必要もないだろう。そもそもなぜこんなことを始めたのかというと、一人の人物に行き当たる。替え歌に結びついた人物こそ、ヤキューブ氏なのである。 同氏は「ニコニコ動画」を主として「野球選手名で歌ってみた」の動画を作成している人物で、いわば替え歌の先輩のようなものである。2016年、とある日の深夜、私はTwitterでヤキューブ氏と出会うことになる。出会う前から私も「YouTube」などで替え歌は聴いていたので、「この人で間違いない」と思いフォローすることにした。 すると、すぐにフォローバックの通知が来たのですぐにDMで話し、プリキュアのキャラ名で歌っていることを明かした。「プリキュアのキャラ名でここまでうまく当てはめられるのはすごい‼︎」と賛辞をいただいたが、当時は今ほどの編集技術がなく、ノートに歌詞を書いて歌うだけの日々を送っていた。 私は同氏に無理やり弟子入りを志願して動画や画像の編集アプリを紹介してもらい、キャラの画像を集め、何時間も編集する。あれから数年が経ち、ヤキューブ氏は早朝から深夜まで「社蓄」状態である中、今でも新しい作品は必ず聴いてもらっている。 「リコ♡LOTTEとヤキューブ」というのは、プロ野球で言う「イチローと仰木彬」のような関係なのである。LINEでは「ヤキューブくん」という自身をキャラクターにしたスタンプが発売され、私は211個のスタンプを購入してアカウントに配布し、現在でもその記録は破られてはいないと言う。 もしヤキューブ氏が存在しなければ、私が歌い手になっていかったか、あるいは歌い手として大成することは難しかっただろう。また、LINEスタンプも存在しなかったことになるため、私がLINEスタンプに投資した資金で、もっとプリキュアグッズを買っていたのではないだろうか…?
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