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第１章 【感情】
なんだかとても心地良いような。
やはり思考がふわふわと宙を浮く感覚には、未だに慣れることが出来ない。
ぼやけた視界に写っていたのは親友の顔だった。
趣味が似ていて昔から仲良くさせてもらってる友達。
どんな会話をしているのか、分からなかった。
だけど何故か、凄く暖かかった。
ただただ音声のない空間で君が笑っていた。
──その隣で、私も笑っていた。
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