第2話(3) 裏切りと亀裂

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「…では皆様、扉を開きます。準備はよろしいですか?」  えーっと、確か…。  メイドが扉を開いたら俺たち3人がまず先に中へと入りラザークの鳴らすクラッカーを合図に、俺とハリスで花吹雪。その中へナイトベル兄妹がケーキを掲げながら登場。…と、こんな感じだったな。  イーサンは生徒会室で仕事をしているらしいし、アイツ甘いもの好きだから丁度良い休憩になるだろう。  イーサン喜ぶだろうな。あれ、なんか俺までワクワクしてきたな。意外と楽しいかもしれない、サプライズってやつ。  俺たちは準備出来たと頷き、シモン先輩やシャロン嬢もメイドに頷き返していた。
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