4 やよい軒とかつや

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1時間ほど後、女からメッセージが入った。 その内容は、『やよい軒』でご馳走になったこと、 そして、部屋で休ませてもらったことへのお礼だった。 それ以外の事には何も触れられていなかった。 次の土曜の午後、俺と女はお茶の水駅近くのベローチェでお茶をした。 まるで、何事も無かったかのように。 女はいつものように俺に奢らせ、 そして、いつものように地獄の話をする。 俺は粛々と聞き、 そして、淡々と突っ込む。 時には女のその理不尽ぶりに異議を申し立てる。 女はそんな俺の異議申し立てを柳に風とばかりに受け流す。 いつもと全く変わらぬやり取りだった。 そして、その日は6時前には解散した。
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