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「快、部活の見学終わったら連絡して。」
優斗が後ろから声をかけてきたので振り帰らず、手だけ挙げて
「分かった。」
とだけ言って目的の教室に急いだ。
教室についたころには既に人がたくさんいた。空いている席がないかきょろきょろしていると、可愛い女の子と目が合った。
なんだか仲良くなれそうな雰囲気がているし、隣の席が空席だったのでそこに座ろうと席に向かう。
席に座ると、その可愛い女の子が
「初めまして。太田舞っていいます。S高出身。仲良くしてね。」
人懐っこい笑顔でこちらを見ている。「初めまし、横川快です。S高のお隣高のN高出身です。こちらこそ、よろしく。」
「さっきものすごいイケメン2人と歩いてたよね?」
「イケメンかな?2人共高校の同級生で家が近所だから一緒に来たの。」
「どっちか彼氏なの?」
「まさか、あの二人と付き合うなんてないない。」笑いながら答える。
「そうなの、めちゃくちゃイケメンなのに。私は髪の短い方がタイプだけどなー。」
「岳のことね。あいつ大学で彼女作るって意気込んでたから、今度紹介するね。」
初めて会ったとは思えない程、会話が弾んだ。
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