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しばらく他愛もない話をしていると、学長らしき人が入ってきた。
「みなさん、入学おめでとうございます。今から学部の説明と履修授業について説明した後、入学式となります。」
と言って説明を始めてしまったので、話を一旦中断して学長の説明を聞く。
2時間弱説明を受けると、流石に疲れて終わったころにはぐったりだった。
「舞、疲れたね。この後入学式とか信じられない。」
「快、大学とはこういうところなんだよ。入学式行こう。」
と同じくぐったりしている舞と入学式に向かう。
入学式が行われるホールも学部別で分かれている。
ホールに入ると他の学部は既に座っていて、私を見つけた岳が大きく手を振っている。
ただでさえでかくて目立つのに、それがあんな大きく動くと嫌でも目に入る。
小さく手を振る。
「さっき一緒に来てた髪が短い方だよね。」
「そうそう、ただのバカなんだよね。岳っていうんだ。そうだ、舞。入学式が終わった後、部活の見学行く?」
「私は部活には入らないから見に行かない予定だよ。」
「そっか残念。私も岳もバスケ部に入る予定で、この後部活見学に行くんだよね。」
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