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「同じ学部で仲良くなって、むりやり連れてきちゃいました。バスケの経験はないので入部はしませんので見学だけ。」
「太田舞といいます。バスケの経験はないのですが、高校で陸上部のマネージャーをしていました。マネージャーを募集しているようであればやりたいのですが。」
まさかの発言に驚いて舞の方を見る。
「マネージャー大募集中なんだよ。やってくれるの?」
「はい、是非。」
「快、大手柄だな。いい友達を作った。」
と颯太先輩は言いながら私の頭をわしゃわしゃしてきた。
思いもしない先輩の行動に、心臓が破裂するかもしれないと思っていると、
「それじゃ、この入部届書いてくれるかな。」
と頭にあった手が離れて、舞に入部届を渡している。
あまりに一瞬の出来事だっだけど、高校の時にはなかった距離感の近さに嬉しくも驚いている。
こんなに心臓がバクバクして早死にしないか心配になるほどだ。
「毎週月~金の昼休みに活動してるから、授業後はバイトとかにも時間があてられるから割と自由度が高い部活だぞ。活動は明日もあるから快と岳は絶対参加で舞ちゃんはよければ来てくれるかな。」
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