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「はい、明日から参加します。よろしくお願いします。」
「俺はこの入部届をゲットするのが一番の目的だったから、これからよろしくな。この後はどうするんだ?」
「舞とお昼と食べながら選択授業を決めようと思っていて。」
「それなら第一食堂の味噌煮込みうどんが絶品だからそれを食べるといいよ。選択授業もおススメ教えてあげるから、シラバス見せて。」
と颯太先輩が手延ばす。
その手を掴んでしまいたかったが、ぐっと我慢してシラバスを渡す。
そのとき少し触れた指に心臓がまた大変なことになる。
颯太先輩がおススメの選択授業にマークをしてくれたシラバスを受け取ると、御礼を言ってバスケ部のブースを後にした。
「舞、入部して大丈夫だった?」
バスケ部のブースを後にして直ぐに、ずっと気になっていたことを舞に聞く。
「高校の時マネージャーしてたし、またどっかの部活のマネージャーしたいなと思ってたからちょうどよかったの。快と仲良くなったのも何かの縁かなと思ってさ。」
「良かった。無理やりだったかなと思って心配だったんだよね。」
「俺は舞ちゃんがバスケ部入ってくれて心底嬉しいよ。」
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