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広がる距離
あっという間に大学生活が始まる。
授業は舞と一緒に受けて、空き時間に課題をやったりしていると、あっという間に午前中が終わる。
昼休みは部活なので急いで体育館に向かう。
昼休み時間ぎりぎりまでバスケをして、午後の授業を受けて空き時間に舞と時間が合えば岳も一緒にお昼ご飯を食べる。
選択授業は週3回しかないから、優斗と顔を合わせるのはこの時ぐらい。
今までこんなに会う時間が少ないことがなかったので、妙に気になってしまう。構内で会っても、優斗は学部で仲良くなった友達と一緒にいるので、中々声をかけられない。
その友達の中に可愛い女の子もいる。
私とは正反対で小柄で可愛らしい子だ。
選択授業で一緒になった時に思わず聞いてしまっていた。
「優斗、なんだか久々な感じだね。」
「そうだな、先週休講になったから久々だな。」
「学部で仲良くなった人いるみたいだね。」
「そうだな、奴ら面白いんだわ。今度、快も一緒に飯食おうぜ。」
「楽しみにしてるね。女の子もいるよね?」
「そうそう、偶然にもバイトが一緒でさ。驚いたんだけど、そいつも中々面白い奴でさ。」
「バイト決まったの?」
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