幼馴染のあいつ

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なんだか心がもやっとしたような気がしたけど、それは誰が好きなのか気になるだけだ。 「快、大学でもバスケ続けるの?」 「そうだね。先輩もいるし、誘われてるから部活に入ろうかなと思ってるよ。」 「そっか、大学に入ったら、今までみたいに顔を合わせる機会は少なくなるな。」 「そうだね、優斗は経営学部で私は法学部だから授業で会うことも少ないだろうしね。彼女できたら教えてね。」 「そうだな。寂しくなるな。たまには一緒に帰ろうな。」 そう言ってはにかむ優斗の顔が夕日に照らされて、その横顔にドキッとした。
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