冷酷彼氏

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私は、たっくんの家に置いていたネグリジェを出そうと怒りを込めて棚の引き出しを思いっきり引っ張った。 引き出しは床に落ち、隣の部屋にも聞こえるくらいのすごい音がしたけど たっくんからは「大丈夫?」のひと言もなかった。 私の怒りはさらに増し、 私はネグリジェを勢いよく頭から被り、 濡れた髪もそのままに、 目を閉じ鼻の中心に意識を集め精神統一にはいった。 戦闘体制は完了された。 いざ、私はたっくんのいるリビングへと 扉を蹴飛ばし入っていった。
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