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「君は友達とチャットをしていた。
君が友達に送ったそのチャットの内容は...」
"冷酷な男子ってなぜか惹かれる。"
「君は優しい男が好きだと思っていたし...
だから俺は君の望む男になれているつもりでいたのに、本当は全くなれていなかったんだってその時分かったよ...」
「俺は君が望むのなら自分をどんな姿にでも変えていこうと思っていたんだ...」
「だから、冷たい男になろうと思ったの....?」
--たっくんに他に好きな人が出来たんじゃなかったんだ...。
たっくんは無言で地面を見たままだった。
「もういいよ、それが理由ならもうやめて。ね?私は優しいたっくんが好きだよ。
友達とのチャットは、ドラマの話なの。あんな雰囲気に自分からしといて友達とふざけた話チャットするとか思いやりなかったね、ごめんなさい」
私はたっくんの近くに行き、たっくんの右腕を正面から優しく掴んだ。
たっくんは首を振った。
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