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「ハルトは、前から君が好きだった」
「え?」
「...‼︎ 本当に気づいていなかったのか?」
「だって友達のノリだし」
「はぁ...俺もやっぱり君のことが気がかりで、昼から大学に行ったんだ。教室を覗くと、君とハルトが話していた。ハルトは君を見る時、二の腕に必ず目を落とす」
--か、観察力がこわいよ...たっくん..
私は唇が片方だけ引き攣った。
「宅飲みの話をしてたから怪しいと思って、念のためレイカにハルトの宅飲みに行くか聞いてみたんだ」
--でた、レイカ...てか宅飲みに来てたってこと?そんな人いたかな...
「なんでまみちゃんに聞かなかったの?」
私は恐る恐る聞いてみた。
「ほんと鈍感だな...まみちゃんはハルトのことが好きだから俺の味方にはなってくれない」
「え!そうなの?」
たっくんは呆れた顔をしながら話を続けた。
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