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翌日、私の上瞼と下瞼は風船みたいに腫れ上がっていた。
私は、サングラスをして学校に行くことにした。
--今日はテスト返却だけだし、後ろの方で授業に出よ。
「あれ、のぞみちゃんサングラス⁉︎」
教室に入って席につくと同じ学科で男友達のハルトが話しかけてきた。
「うん。今日メイクしてなくて」
「すっぴんでも絶対かわいいしー!
今日さマミちゃんたちと俺ん家で宅飲みするんだけど、のぞみちゃんも来るっしょ?
今日から夏休みなんだしさ。お土産はお酒でよろしくー」
そう言ってハルトは他の男友達のところに走っていった。
相変わらず饒舌で調子のいいやつだなぁ。
そんな気分じゃないよ...
たっくんに会いたいよう...
連絡、しようかな...
私はたっくんにチャットを送った。
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