冷酷彼氏

9/29
前へ
/29ページ
次へ
私はハルトの家に向かった。 ピンポーン 「はいはーい、上がってー」 マンションのエントランスが開いた。 部屋のドアをハルトが開けて待っていた。 「のぞみちゃん、こっちこっちー」 「ハルト、遅くなってごめんねー」 私は上目遣いでハルトを見上げた。 「...い、いいよ。あが、あがりなよー。」 「なにかんでんの?かみかみじゃん」 私は真顔でハルトを見た。 「いーねーそのドSっぷり、嫌いじゃないYO!」 私は笑った。もうたっくんのことは騒いで忘れるしかないと思った。 「かっわうぃーのぞみちゃんのお出ましー!さぁ飲んじゃってー」 部屋には10人くらいの同級生たちがいた。 「のぞみちゃん、ここ座って」 「ありがとう」 私は床に座ってカバンからスマホをだすとチャットがきていた。 ネットニュースかなと思って開いたら、 たっくんからだった。 私は衝動を抑えきれず立ち上がった。
/29ページ

最初のコメントを投稿しよう!

17人が本棚に入れています
本棚に追加