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自他共に認めるオシドリ夫婦って、私たちのことなんじゃないだろうか。別に何をするって訳じゃないけど、今が一番幸せなんじゃないか?そんなことを日々思いながら生活してる。
そんなある日、警察から夫が事故ったと連絡がきた。
大慌てで病院へ向かうと、霊安室へ案内された。
すでに夫の両親が来ていて、義母は夫の体を抱きしめながら嗚咽をあげていた。それを黙ってみている義父の目にも涙が溢れている。
私は義母を押し退けるように、冷たくなっていく手を握りしめながら笑みを浮かべた。
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