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心の想い
「ただいまー!」
おばあちゃん家に帰ってくると、安心する。やっぱりわが家がホームって感じ!あれ?一緒かな?
「おかえり、心。遅かったね。」
「聞いて聞いて!心と美咲ちゃんが同じ高校だったの!で、クレープ食べてカラオケ行ってきた!」
「あら!良かったじゃん!片付けが落ち着いたら、うちにも呼んであげてね!」
「はーい!」
楽しかった。心と美咲ちゃんとまた3人で一緒だ。
連絡あんまり取らなくなって、少し寂しかったけど、また元通りだ。
美咲ちゃんは、もっと大人になってた。身長も高いし、美人さんになってた。でも、なんだか遠くなっちゃった気がする。
心はあんまり変わってなかった。礼儀正しくて、いい子のままだった。身長は伸びててちょっぴりうらやましかったけど。でも、今日はお悩みこころちゃんだった。いっぱい頭で考えてて、ちょっとだけ口でお話ししてる。
...やっぱり、二人になんかあったんだよね。だって、私が気づいて、美咲ちゃんが気づかないはずないもんね。それで、悩んでる心に気づかないフリをするって、おかしいもんね。
心と、美咲ちゃんと、もっといっぱい話して、何があったのか聞いてみたい。また3人で一緒にいたいもん。私にできることがあったら、何かしてあげたいな。
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