心の想い

1/1
前へ
/13ページ
次へ

心の想い

「ただいまー!」 おばあちゃん家に帰ってくると、安心する。やっぱりわが家がホームって感じ!あれ?一緒かな? 「おかえり、心。遅かったね。」 「聞いて聞いて!心と美咲ちゃんが同じ高校だったの!で、クレープ食べてカラオケ行ってきた!」 「あら!良かったじゃん!片付けが落ち着いたら、うちにも呼んであげてね!」 「はーい!」 楽しかった。心と美咲ちゃんとまた3人で一緒だ。 連絡あんまり取らなくなって、少し寂しかったけど、また元通りだ。 美咲ちゃんは、もっと大人になってた。身長も高いし、美人さんになってた。でも、なんだか遠くなっちゃった気がする。 心はあんまり変わってなかった。礼儀正しくて、いい子のままだった。身長は伸びててちょっぴりうらやましかったけど。でも、今日はお悩みこころちゃんだった。いっぱい頭で考えてて、ちょっとだけ口でお話ししてる。 ...やっぱり、二人になんかあったんだよね。だって、私が気づいて、美咲ちゃんが気づかないはずないもんね。それで、悩んでる心に気づかないフリをするって、おかしいもんね。 心と、美咲ちゃんと、もっといっぱい話して、何があったのか聞いてみたい。また3人で一緒にいたいもん。私にできることがあったら、何かしてあげたいな。
/13ページ

最初のコメントを投稿しよう!

3人が本棚に入れています
本棚に追加