二つの感情

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 「あんたなんか私の子供じゃない!」 この言葉が最後に聞いた母の言葉だ。  俺の名前は杉原祐二。田舎に住む高校1年の地味な男だ。 特別、頭が良いわけではなく悪いわけでもない。 運動神経も走るのも人並み以上にできるが、誰にも「すごい」と言われたことはない。  俺は、入学式当日から出遅れた。 小さい頃から気が弱く、声が小さいため人付き合いが苦手である。 だから、女子が仲良くもない人のことをを名前で呼んだり、大きな集団を作って陰口を飽きずに話す意味がよく分からない。 もし、女子に生まれていたら標的は自分だろうとよく考える。
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