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松野莉奈
小学一年生 の私には世界一嫌いな人がいました 。その人が 大田正人。 本当に大嫌いなんだだって。正人の家からはすっごい騒音が家のところまで越えてくる 。本当にすごいんだから 。まさとってあれだったんだよね 人気者。 背はだいぶチビだけど 。だって私とでも10 CM 差があるんだもん 。私は背の高い方だけど割と。 だけどそれでも10 CM 。 チビだったのに態度でかいてこと がとても嫌いだった 。しかも八方美人とはちょっと違うような皆に同じような感じをとる 。まあある程度差は生まれるけど私みたいな地味系にはちょっと遠く感じてしまう。 そういえばまさとのことを嫌ってたよなあ 確か 理子も 。登麻理子 。なんだか嫌いって言ってたんだよ。 私が本当に嫌いだった 大田正人。 どうしたって嫌いだった まさとはその頃も人気者だった。 常に友達って思われているイメージで 私には幼馴染がいたけれど それでも正人には遠かった。仲良くしようと思った子がいても 手を差し出せば 叩かれた私。 嫌だった。 私は琴音とよく勘違いされる 。1年生の時 コマの授業があって私は最初うまく回したのだけど それっきり回せなくなった。 私が琴音と 勘違い されていたのだ 。確かに発表でも間違えられたっけ。 それはさておき 登校班では正人と一緒に登校していた。 していたと言うかそれまでの間の集合場所に着くまでの道筋がたまたま 一緒だったってことで、 最初はお母さんたちもついていたけれど時期についてこなくなった。 私はまさといやと思った。 ずっとこの頃からあの時までまだとのこと嫌いだったんだ 。正人は2年生の頃も相変わらず人気者だった。 それまでは何もなかった 。あの4年生の頃までは。 なにかわからないけど 中学生か高校生かどちらかわからない人たちに 。あの子可愛くねマジで 。芸能人 レベル 。ちょっと声かけてみねえ 。ねえねえ君ちょっと僕たちとお話しない 。すいません今日は習い事があって 。いいじゃんかそれぐらい別に。 ごめんなさいやっぱり無理です。 あーもういいじゃんいいじゃん。 その時ちょうどやってきたのが正人だった。 あのこの子を嫌がってますよね。やめたほうがいいんじゃないすか。 ガキは黙ってろよ 。しょうがないですねじゃあ正当防衛ということで。 といい正人は柔道の投げ技を披露した 。やべえこのガキ 、ちょっとやばくねーか。 通報されても困るしよ、 行こうぜ もう 。ありがとう正人 。りなお前も少しは気をつけろよな 。お前だって一応合気道できるだろう 。だけど人を傷つけたくなかったし、あんなにしつこく絡んでくるなんて思ってなかった。 幸い俺がいたからよかったもの、 あのまま俺が来なかったらどうなってたと思うんだ。 えーと誘拐 。そんなレベルぐらいにはなんて。 縁起でもないこと言うなあ 。こうして私の正人への恋は始まったのでした。
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