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「しらばっくれるな!お前、胡桃の持ち物を捨てたり俺と別れろって脅迫しただろ!」
「・・・・・・・・えっと、そもそもわたくしその女性とは面識ありませんわよ
それに、わたくしと貴方も学園でもお会いしてないですわよね?」
「は?それは関係ないだろ!?今は胡桃の件だ!」
「この人私が庶民だからって!彼にふさわしくないっていじめて来て・・・」
と女は瞳を潤ませてわざと可愛い子ぶっているのだ
しかもご丁寧に涙までうっすら浮かべて彼にしなだれかかった
うわー・・・演技くさっ。悲劇のヒロイン気取りですかー・・
「はぁ・・・ですからわたくし彼女の事存じ上げませんわ(話したことが一度もないし
それよりもですわ。そちらの方とずいぶん親しそうですけどどういう事かしら?」
「俺は彼女を愛しているんだ!だからお前とは結婚しない
それになんだその言い方は・・はっ!やはり胡桃をいじめていたんだな!」
ざわざわざわ・・・パーティーの途中で現れた婚約者&ヒロビッチさん
周囲はと言うと
”ねぇ・・どういう事なのかしら?綾女さんが婚約者ですのよね?”
”いじめてたのが事実なら・・最低ですわよ”
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