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食事中にはしたないですわねと思っていると前の梨花さまも同じように考えていたらしい
何があったのかと入り口を見ると二人の婚約者とそれから上級生であろう男の集団が
は?なんだあれ?アイドル気取りですか?
女子どもの黄色い声援に満更でも無さそうな顔をした男どもがドヤ顔で歩いているのである
「ねぇ・・あれ、どう思います?」
「どれですの?・・・・・・ああ、どうでもいいですわ」
「わたくしもよ。ああいうのは漫画の世界だけで十分ですわね」
「ふふふっ・・そうですわね」
わたくしと梨花さんはとりあえず面倒事に巻き込まれる前に退散しようとしていると
そこにお兄様が現れた。何て言うタイミングなのかしら
颯爽と現れたお兄様は何故か周囲の声をいともせずにズンズン直進(笑)
「綾女っ!お兄様と昼食を一緒にとってくれるかい?」
「ええ、勿論よ。さぁ、わたくしの隣にどうぞ」
「うん、ありがとう♪ああ・・綾女は相変わらず可愛いね」
「ふふふふ・・お兄様ったら、毎日みてるでしょうに」
「梨花ちゃんもこんにちわ」
「こんにちは、要(かなめ)さま」
「おいっ要!おいてくな・・・・って?」
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