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「「「は?」」」
「倦怠期?それ以前にデートもしたことありませんわよ」
「わたくしの婚約者もあそこにいますのよ。お気持ちわかりますわ」
「あいつらが見る目ないだけでしょ?
出会った時にしゃべり方だけでうちの可愛い綾女を”ババァ”呼ばわりでしたからね」
「ぶぶっ・・・は?それどういう事だよ」
「わたくし達のような喋り方が”ババァ”くさいって仰ったのよ
その上”顔はいいから婚約者にしてやる”って言われましたの」
「うわー・・・・上流階級じゃ女の子は普通のしゃべり方だろうに
ソイツ、親からどういう教育されてたんだ?綾女ちゃん、器量良さそうなのにね」
「だろ?あのクソガキに綾女なんて正直勿体無い」
「ですわよね~。綾女さんのような大和撫子は中々いませんわよ」
「ありがとう、梨花さんも大和撫子でしてよ」
それからは色々聞かれたのでお兄様と皆で婚約者の話でもりあがりましたわ
いい意味で(笑)
ご友人は東藤明彦(とうどうあきひこ)さんと言うらしい
気さくでとても面白い方でしたわ
「ああ・・そういえばお前もこの学園だったのか」
「あ・・・なんだお前の婚約者も?」
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