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「おはよう。ちょっと寝不足でさ」
えへへ、と失笑を浮かべながら2人に向けての言葉を一言で済ませると、もう既にスマホの画面に視線を戻した菜摘が言葉を続けた。
「どーせまた漫画かアニメに夢中になってたんでしょ」
「うわ、菜摘ってば鋭い…」
「鋭いも何も真咲は口を開けば二次元の話ししかしないじゃん」
「うっ…。ごもっともです…」
「真咲って一見はオシャレだしザ・女子!って感じなのに中身は本当にただのオタクだよね」
「ちょっとそれ…褒めてんの?貶してんの?」
「別にどっちでもないけど?」
「……」
相変わらず菜摘は容赦がない。自分の意見をズバズバと言えるところは凄いなぁと思うし憧れたりもするけど、ズバズバ言われすぎてちょっぴり傷つく事も多々。
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