実はすでに1敗してた毒妹

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実はすでに1敗してた毒妹

ケアマネさんとの面談の前、アポを取るために電話した時のこと。 当初は、トロ姉1・愚姉2・毒妹の三姉妹そろっての面談を希望されていたが、正直、双極性障害のトロ姉1の動きは読めないし、あたし毒妹は愚姉2に会いたくない。ケアマネさんは何かを察し(さすがだ!)、毒妹一人でもいいと言ってくれたので、スケジュールを確認して電話した。 愚姉2とはウツ治療の入院をドタキャンした日に電話で話したきり、連絡はとっていない。(とりたくない。) だがやっぱり愚姉2の様子は気になるので、恐る恐る、聞いてみた。 「あの、、、それで姉が家にいると思いますが、どんな感じですか・・・?」 「落ち着いてらっしゃいますよ~」 ああ、よかった。少なくともヘルパーさんには迷惑をかけてないんだ、と思いきや。 よく聞くと、ボケ母の様子のことだった。 愚姉2は自宅療養で部屋に引きこもると宣言していたのだが、ボケ母は特に探し回ることもなく、穏やかに暮らしているとのこと。 そりゃそうだよね、ボケ母のケアマネさんだもん。 あたし毒妹は、完全に愚姉2に気をとられており、ボケ母のことをすっかり忘れてたわけで。あらためて愚姉2の破壊力を実感。 まだまだあたしの毒は弱いようだ。
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