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詳細不明
実家で暮らす姉から聞いた話。
近所の古民家を買い取って引っ越してきたその男性は、家より庭を整備に奔走していた。
「見つけた!」
不愛想に思うくらい物静かな男性だったが、ある日大きな声で近所中を駆け回った。彼はリフォームに精を出していたわけではない、地面の中を探していたのだ。地中にあったのは、人が一人座ればすっぽり収まりそうな木箱。中には木乃伊化した僧侶の遺体。
今は法律で禁止されているが、昔は絶食した修行僧が入定するために生きたまま木乃伊になった。ただ、不思議なのは調べたら彼は江戸時代より昔の人なのに、いつの間に団地になったり駐車場になったり今はマンションが建っている土地の下にいらしたことだと姉夫婦は首を傾げている。
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